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2006年11月 8日 (水)

お酒は20歳から、ゼルダは12歳から

日々期待の高まるゼルダですが、CERO審査で「B:12歳以上対象」だそうで。
ゲームの難易度は無関係で、暴力や性的な「表現」で審査されるもの。
購入者への拘束力は無く「12歳以上の方がいいと思うよ?」といった感じ。

ゲームの悪影響に対する自主規制の一種なんだろうけど、そもそもテレビゲームと犯罪等の因果関係はハッキリしていない。
アメリカで大規模な調査が行われ、残虐な表現のあるゲームをプレイしていた人より、ヒーローが悪者をやっつけていくようなゲームをプレイしていた人の方が、傷害事件等の犯罪率が圧倒的に高かったというデータもある。

子供が傷害事件等を起こしたとき、さもテレビゲームが原因であるように「この子供は残虐な表現のあるゲームを好んで遊んでいた」等で締めるニュースをたまに見る。
子供が凶悪犯罪を犯したとき、原因がわからないのは一番怖い。
犯罪に限らず、大きな問題の原因がわからないまま終わるのは恐怖だ。
逆に、原因がわかれば安心するし、対策も見えてくる。
かといって、因果関係がハッキリしないもののせいにして終わるのは許されない。

まして、ゲーム一つに原因を限定することは、ゲームが好きという人に対してのいじめや差別に直結し、他の問題を誘発する危険性も否定できない。
そもそも、人格の構築や心理等を一つの要因に絞ろうとする時点で間違いだ。

テレビゲームが犯罪に関係ないとは思わない。
だが、テレビゲームだけで性格や心理が構築されることは、絶対にない。

CERO(コンピュータエンタテインメントレーティング機構)
任天堂HP内、自社ソフト対象年齢について

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