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2006年12月 1日 (金)

Wii発売に際して。ゲームが大好きだと言いたい

ゲームで遊んでいた子供は大人になり、ゲームを卒業していった。
少子化もあり、ゲームを始める人も減ってきた。
ゲームに対する世間の目も、多分冷たくなってきた。

ドラマの話はいいけど、なんでゲームの話はダメなんだ?
野球球団のファンはいいけど、なんでゲーム会社のファンはダメなんだ?
映画監督のファンはいいけど、なんでゲーム作者のファンはダメなんだ?
ファッション雑誌はいいけど、なんでゲーム雑誌はダメなんだ?
ずっと、そんな気持ちを抱きながらゲームで遊んできた。
ゲーム以外にも楽しい事はあるし、昔に比べてゲームを遊ぶ時間は減ったし、ゲームより他の遊びにかける時間やお金が多くなってきたのは事実だけど、ゲームを忘れたことはなかった。
いい歳になって何を幼稚な事をと思うけど、そう思ってるんだから仕方が無い。

履歴書に趣味がテレビゲームだとは書きづらいし、変な話だが合コンで趣味がテレビゲームなんて言ったら引かれる事はほぼ間違いない。
無事に就職はできたけど、何かしらゲーム絡みの事件があって「やっぱりゲームやってる人はみんな変人ばかりだねぇ」みたいな話をされたら「そうですねぇ」と答えるしかない。
もちろん場合や上下関係にもよるけど、お客様の意見に同調するのは基本であり、公私混同は許されない。
だけど、プライベートで自分を殺さなければいけない場面は、苦痛でしかない。
世間的に、特に大人達には、ゲームは「子供の遊び」「やってる大人は変な人」「危ない・怪しい」等の印象があるのは事実だ。

だけど、ゲームは登場直後から今のように「敵視」されてきたワケではない。
二十数年前、インベーダーゲームが社会現象を巻き起こしていた頃、ゲームは誰でも遊ぶ娯楽の一つとして認められていた。
もちろん、まったく批判や偏見がなかったワケではないだろうけど、今ほどではなかったハズだ。
視力低下・少年犯罪凶悪化・引きこもり・人間関係構築力と体力の低下・集中力の低下等、ゲームが要因とされてきた数々の問題。
全てがゲームの所為にされてきたワケではないけど、ゲームがターゲットにされた時は「ゲームだから」という理由で反論は許されなかったし、しても聞いてもらえなかった。

段々と縮小してきたゲーム業界。
「ほら見ろ!やっぱりゲームは悪者なんだ。悪者は滅びるんだよ」って誰かに諭されているようで、悔しかった。
だけど、DSの老若男女を問わずの大ヒットが「ゲームはまだいける!」「ゲームを遊べるのは子供だけじゃない」「ゲームは立派なエンターテイメント」なんて思わせてくれた。

一人のゲームファンとして、堂々とゲームが大好きだと言える世の中になれば最高だと、毎日のように思ってきた。
そして、任天堂ファンとして、それがWiiの大ヒットという形で実現すれば、これほど嬉しいことはないし、Wiiの誰でも遊べるというコンセプトが「ゲームを敵視する目」を変える可能性を持っていると信じている。

歴史は繰り返す。
もう一度、誰でも、堂々と、ゲームが大好きだと言える世の中が訪れる事を、願って止みません。

ファミリーコンピュータの純粋な楽しさを
スーパーファミコンで魅せた進化を
ニンテンドウ64で驚かせた斬新さを
ゲームキューブで提案した親切さを
そして、誰でも遊べるDSのコンセプトを


その全てを受け継ぎ、いよいよ明日、発売開始だ。

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コメント

本当にゲームが大好きなんですね。
私も被害妄想かもしれませんが、長年敵視されてきた身ですので、ヨッシーさんの強い気持ちもあり、真面目にちょっと泣けました。
前のゼルダコラムも読みましたが、確かにゲームが叩かれだしたら誰も庇ってくれませんしね。
Wiiの発売がきっかけになるかは未知数ですが、大人も気兼ねなくゲームが遊べるようになればいいですね。
あと、長文お疲れ様でした(笑)

投稿: みち | 2006年12月 1日 (金) 12:47

とても同意できます。
それと共にヨッシーさんのゲームへの愛がひしひしと…。

悲しいですが、娯楽作品は軽視、敵視されますよね。
ゲームしかり漫画しかり。

今、DSからWiiと、上手く一般に根付かせられるチャンスが来てるのではないかと思います。
このチャンスを無駄にしないよう業界の方々には頑張ってほしいです。難しいと事だとは思いますが><;

投稿: エレガ | 2006年12月 1日 (金) 13:12

よっしーさん
初めまして。
スーパーマリオに感動し夢中になって遊んだ子供時代
いつしかゲームをやらなくなりました
そんな私が夫(ゲーム好き)と知り合い結婚し
またゲームをやっています

あーずいぶん進化したんだなーと
wiiで遊んでいて思います
また時代は繰り返すのかもしれませんね

私の父もDSに興味を持っていますが
なんせ老眼でw

今回の記事は読んでいて感動しちゃいました♪
みんなが一緒に遊べるゲームは素晴らしいと思います

投稿: かぼす | 2006年12月 8日 (金) 17:00

私の意見としては、ゲームがダメだからでなく、いわゆる「オタク」の行き過ぎた行動も敵視される大きな原因と思います。
男性がゲームの女性キャラの格好をして歩いてる姿等には嘔吐感すら覚えます。
私もゲームは大好きですが、あんなの見ていたら、あの人は自分と同じゲーム好きなの?と思い、自分のことでもないのに恥ずかしくなります。
だけど、ヨッシーさんみたいな純粋にゲームが大好きな「オタク」が増えれば、きっと世間の目も変わると思います。
女性にはゲームを愛する「オタク」とだけは付き合いたくないと思ってる人が沢山います。
だけど、ヨッシーさんみたいな想いを持った「オタク」は、とても素敵です。
ゲームが好きな私だからではなく、一人の女性としてです。
自信を持って、ゲームオタクを貫いて欲しいです。

今回の記事、心の底から感動しました。
長文コメント失礼しました。では、また機会があれば!

投稿: おねむ | 2006年12月11日 (月) 21:56

>みちさん
長文を読んで頂き、ありがとうございます(汗)
Wii発売のお祭り時に真面目な内容なんで「続きを読む」でトップページに出るのは最小限にしようかと更新直前まで悩みました。
Wiiが世間の目を根底から変えるまではいかなくても、少しでも敵視の目が和らげばいいなと思います。
コメント、ありがとうございました!また遊びにきて下さい。

>エレガさん
同意ありがとうございます。
別に「ゲームから得るものもある!」とは言いませんが、一つの娯楽なんだから、そんな敵視しないでくれって気持ちで。
大人が漫画読んだって問題ないと思うし。
それこそ、宇宙人と闘うアクション映画は良くて、なんで宇宙人と闘う漫画はダメなんだ?って話になるワケで。
長いの読んでくれて、ありがとうございました(^^)/

>かぼすさん
長文読んでもらってありがとうございます。
老眼はどうしようもないですよね(^^;
それこそ、ゲームが家族の中でオセロやトランプのようになれば最高だなぁと思います。
簡単なスポーツのように、親子でゲームを遊ぶのも当たり前になれば嬉しいです。

>おねむさん
確かにそれは大きいと思います。
「行き過ぎの基準」も、また意見が別れそうですが・・・
ゲームって、基本は「ごっこ遊び」なんだと思います。
子供じゃないんだから、ごっこ遊びはゲームをしている時だけにしましょう!という事なのかもしれませんね。
格好をマネをするにしても、実在する人物(アイドルや俳優)か仮想の人物(ゲームキャラ等)っていうのも罵られるか否かの基準になっているのかもしれません。
この問題は、論議してればどこまでもいく気がします。
自分も、まだまだ考えてみたいと思います。
ご意見とご感想をありがとうございました!
また何かあったらよろしくです!

投稿: ヨッシー | 2006年12月17日 (日) 18:54

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