Wii、1,000万台突破! ついにX-BOX360を越す!
ついに、Wiiの世界販売台数が1,000万台を突破し、X-BOX360を超えたことがわかりました!
2機種共に1,000万台を突破していますが、若干Wiiが上回った状態となりました。X-BOX360は約1年先行して発売されましたが、1年足らずで追いついてしまいました。
据え置き機市場としては、任天堂はN64で転落して以来、10数年ぶりに王座を奪還したことになる。X-BOX360は9月にキラータイトル『ヘイロー3』がある為、再逆転される可能性はあるものの、Wiiは大幅に失速しているワケではなく、年末は『スマブラX』と『マリオギャラクシー』と、世界的に人気があるビックタイトルが二つも控えている。このままいけば、ジワジワと差をつけていくだろう。
PS3は約430万台オーバーの状況。ライバル2機種に600万台もの差をつけられたことになる。
まだ加速の可能性を持っているソフトは多数あるものの、それは他2機種も同じ。今年の年末商戦を落とすのは死を意味する位の気持ちでいかなければいけないだろう。
かといって、急にソフトを用意できるワケもないが、その超ハイスペックと柔軟な拡張性は様々な展開を可能にするハズ。「HOME」等がそれに該当するだろう。”ソフト以外で仕掛けられる強さ”は一番に思う。その点、まだまだこれからだろう。
再三言ってきたが、X-BOX360が売れてないのは日本だけと言ってよい。とにかく、プロモーションが下手すぎた。もはや「ヘビーユーザー向け」というイメージが定着してしまった感があるし、しかもそれはゲームにある程度詳しい人の中だけの話で、一般層には名前すら知られていない悲惨な状態だ。
話題にすらならずに消えようとしていた初代ゲームボーイが、一本の無名RPGで劇的な復活を果たした例はあるものの、既に普及していたハードでもあったし、現在は携帯ゲーム機と言えば事実上ゲームボーイしかなかった昔とは違う。
”復活”の可能性があるとすれば、PS3とのマルチ展開のソフトを最大限に活かしつつ、広告展開を一から練り直すしかないだろう。
元々、X-BOX360は「PS3殺し」の意味合いも込めて設計されたハード。1年も先にハイデフ映像を見せつけ、ユーザーをハイデフ映像に慣らしてしまった事は非常に大きいと思う。360がPS3を抑えている横をWiiが通り過ぎたような印象だ。
とは言え、Wiiも課題は多い。新作ソフトの売上不振と、発売前からサードパーティに見放されていた(?)所為か、「即席で造りましたオーラ」が漂うソフトが多い。事実上、ほぼ任天堂一社で本体を引っ張っている状況は、N64とGCの頃と変わりない。殆どの人が『Wiiスポーツ』と同時購入しているので、楽しいソフトというより「体を動かす目新しさ」のみで売れているという見方もできる。急に失速する危険性が高いのだ。
そういう意味では、N64から言われ続けてきた「ソフト不足」は解決していない。サードパーティのソフトが安定供給されてくるまでは、任天堂一社で現在の勢いを維持しなければいけない。
三つ巴戦は、まだまだこれからだ。
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コメント
1000万台 越しましたね!
すごいですね!
たしかに日本では、あまりX-BOX360は、
人気ないですね・・・。
やっぱ任天堂は、すごいですね。
投稿: ガイ | 2007年8月30日 (木) 00:19
Wiiは表現力が他機種より劣るぶん、
企画の良し悪しが評判を左右しそうですね。
(他機種なら、内容は平凡でも見た目がよければ
ある程度客を引きつけられる)
投稿: 斎太郎 | 2007年8月31日 (金) 23:13
>ガイ
本当によくぞ復活してくれたと思います。ただ、X-BOX360はもう少し日本で売れて欲しいと思ってます・・・
>斎太郎
まったくです。Wiiはグラフィックで消費者をゴリ押しできませんからね。とは言え、『フォーエバーブルー』のCMは説得力ありましたけどね。それだけに不具合が残念でした(涙)
サードパーティが今後どれだけ本気になってくれるかで大きく変わってきそうですね。
投稿: ヨッシー | 2007年9月 2日 (日) 22:11