自殺した山形県の女子生徒が通っていた高校のホームページがふざけている

　あまりにふざけていたので愚痴ってしまった。

　昨年１１月、山形県の県立高畠高校に通っていた女子生徒が自殺した問題で、遺族が一周忌法要に合わせて実名を公表するとともに、遺書の一部を公開した。

　遺書は携帯電話に残されていた。
　「皆が言った暴言、痛かった。いつも泣きたかった」という心情や、遺族への思い、特定の生徒の名を挙げ「死んだほうがいい」と言われたことなどが書かれていたという。
　学校や県教委が「いじめは確認されなかった」としていることについて、「本人の勘違いのような理由で命を絶ったと締めくくっている」と批判。「県教委の調査結果には納得できない」とした。
■時事ドットコムの記事（リンク切れ）

　この親は、どんな気持ちで遺書や実名を公開したんだろうと思うと涙腺にきてしまう。
　経緯はどうあれ、自分の学校に通う生徒が自ら命を絶ったという重い重い事実は変わらない。
この手の報道がある度に、「原因やいじめの有無、因果関係は調査中だが、本人が学校でいじめられたと言っている以上、私の責任」くらいの事は言うべきじゃないのかと毎回思う。自分は関係ない・自分に責任は無いというところから話が始まるのには憤りしか感じない。自分の学校の生徒が自殺したのだ、関係無いワケじゃないじゃないか。なにより、そんな教育者の姿を見た子供達がどう思うだろう。その子供達の親は、そんな教育者達のことをどう思うだろう？数百人の生徒を校長が把握するのは無理。その為の各担任ではないか。
　自分が毎朝挨拶していた生徒が酷いいじめにあっていたのを知り、それを担任が気付いていながら見て見ぬフリをしていた事を知り、その子の親が育児を放棄している事を知り、全て自分の責任だと校長を辞め、その子を養子にした人もいるのだ。（某元夜間学校教師の本より）

　とまぁ、語りたい事はまだまだあるんだけど、この学校のホームページが実にふざけている。
　「出会いとキャリア学習　そして、一人一人を大切にする学校です」
　と、トップページに書かれている。もはやネタである・・・悪い意味で。
　
■関連リンク
・山形県立高畠高等学校ホームページ