テクモを代表するクリエイター、同社を訴える+退職する
テクモの代表作『デッド オア アライブ』や『NINJA GAIDEN』等で知られる板垣伴信氏が同社に対して慰謝料の支払いを求め提訴したこと、7月1日付で同社を退社するとの声明を発表しました。
テクモ株式会社は、私が開発を監督したXbox 360用ゲームソフト「DEAD OR ALIVE 4」の成功報酬を支払う旨を私との間で合意しておきながら、いざ報酬の支払時期がくると、合意に反して報酬の支払いを拒絶しました。また安田善巳社長は、合意を反故にするだけでは飽き足らず、私に対し「会社を辞めるなり、裁判を起こすなりすればよい」と開き直りました。しかも、私の部下や同僚に対し、私の評価を貶める発言を行い、私に重大な精神的苦痛を与え、私の人間関係、職場環境を悪化させたのです。そのため、私はテクモ株式会社を退職せざるを得なくなりました。
ゲームファンの皆様へ
私が作るゲームのファンの皆様には、本当に申し訳なく思っています。6月5日に発売される NINJA GAIDEN 2 が、私の作る最後の NINJA GAIDEN です。また私が DEAD OR ALIVE 5 を作ることももうありません。長年尽くしてきたテクモを去ること、そしてファンの方々のご期待に背くことになりとても残念です。
しかし、守れる約束を守ろうともしない安田善巳社長と、一緒に仕事をすることはできないのです。
今後、このようなことが二度と起きぬことを、心から願っています。
※一部抜粋。全文は下記リンク先からどうぞ
■そして、テクモ反撃!
・テクモ、板垣伴信氏と全面対決へ!
↑1月終わりに行われたテクモの発表会。
何度か安田善巳社長が登場する。コレだけ見るとほんわかしてそうなお方ですがねぇ。この人に対して「お前みたいな奴とはやってられん!」ということで。
前々から会社に対して愚痴をこぼしていて、退職しても不思議じゃないとは思われてたようですが、ココまで激しく退職するとは思いませんでした。
さて、テクモは今後どうなるか。主力クリエイターを失ったワケで。
大ヒットシリーズを多数持ってる会社ではないし、かなりの痛手なんだと思う。タイトルだけの続編ならいくらでも出せるんだろうけど、これまでのファンを納得させる、良い意味で”同じ作品”は無理になると思う。
あと、板垣氏本人もそう。他社からオファーがあるだろうか?
実力はある人なんだろうけど、自社を含め多方面に批判めいた事を言ったりセクハラ疑惑(結局、真相は不明)もあって、作品とは直接関係ないところで話題になる事も多々ありましたし。
自分で会社を起こすとかが合ってるのかも?こういう時って、同僚や部下が”ついていく”事って多いですし。
声明文を鵜呑みにするなら、まぁ、社長と合わなかったんじゃないかなぁ・・・いくらオトナでも、合わない人はどうやっても合わないし。わかるわかる。
■関連記事
・テクモ、板垣伴信氏と全面対決へ!
・Wii『-零- 月蝕の仮面』、発売日決定
・テクモ、Wii『-零- 月蝕の仮面』発表
■関連記事+情報元(いつもお世話になっております)
・「デットオアアライブ5は今年の夏に発表予定」記事など。(ゲーム&情報ブログ(SF & NF)
さん)
■関連リンク
・ゲームウォッチの記事(たぶん全文掲載)
・電撃オンラインの記事(声明文の画像掲載)
・チームニンジャ、公式サイト
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コメント
板垣さんのファンだったので、今回のニュースは残念です。セクハラ疑惑とかあったなんてちょっとショック・・。個人的な予想としては数年後にプラチナゲームズ的なことをしそうな気がします。海外では評価高いでしょうし。
投稿: tapioka | 2008年6月 4日 (水) 20:40
>tapiokaさん
会社やシリーズを超え、クリエイターのファンまでいる時代ですから、このテの話は今後も増えていきそうですね。
私は氏の作品は多分遊んだことないですけど、ファンにとっては死活問題なワケでして。
力はある人だし、必ずや何らかの形で”復活”はするハズなんで、今後どうなったかも報道されていけばいいですね。マジで。
情報をキャッチしたら、必ず記事を上げようと思います。
投稿: ヨッシー | 2008年6月 4日 (水) 22:46