泣きっ面に買収? スクエニ、テクモに買収提案
スクウェアエニックスは、テクモに友好的買収を提案したことを明らかにしました。
提案内容については大人の言葉で色々語られていますが、要は「御社は優秀なクリエイターが多いが、どうにもヒット作に恵まれていない。うちの傘下に入る事は、大きく飛躍するチャンスだと思うが、どうよ?」みたいな感じ。交渉事態は今年5月から数回行われていたそうだ。
仮に買収した場合はテクモブランドは残す。会見の中でも、あくまで”協力”の提案であって”吸収”ではない旨を強調していたようだ。
注意すべきは「仲良く買収しました」という発表ではなく、「仲良しにならないか提案してるんですよ」という発表が行われた点。実に異例。
恐ろしく聞こえる点は「9月4日まで返事が無いか、OKが出なければ白紙撤回する」という事である。「テクモさんの考えを尊重しますよ」と敵対買収じゃないアピールとも取れるけど、「最後のチャンスだぞ?」という脅しに聞こえなくもない。そもそも、買収しようとしてる話を大々的に語る時点で異例だ。
社長の緊急辞任もあり、社内の士気が落ちるのを危惧しているのでこういう異例な発表をしたとも語っている。実際どうなのかわからないが、期日前に社長は辞任予定。あくまで予定。会社から下がる人物が会社の将来を決める大決断をするとも考え辛いけど、とにかく期日を待ってみたい。
■関連記事
・騒動の責任? テクモ、社長辞任へ
・テクモ社員、今度は残業不払いで訴える
・テクモ、板垣伴信氏と全面対決へ!
・テクモを代表するクリエイター、同社を訴える+退職する
■関連リンク
・テクモ公式サイト
└・代表取締役の異動関するお知らせ(PDFファイル)
・ファミ通の記事(質疑応答が詳しく載ってます)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント