ボヤキ：３ＤＳ値下げ騒ぎに思ったこと

　冷静に考えれば、年末に１万円下げても似たような批判が起こりそうだった。その点、「年末に下げても効果は小さい」「ある程度補填するから勘弁してくれ」「どうせ怒られるなら早いうちに」ってのはわからんでもない。ただ、新色・フレアレッドの販売直後ってのはなぁとは思う。

　オイラは「犠牲者」になったわけだが、今回の決断そのものは肯定的にとっている。前述の通り、新色発売直後って部分は最低で、せめて新色と値下げコンボにもっていけなかったかと悔やまれるが、かなり強引にもお盆商戦に間に合わせた事だけは評価したい。本当に強引だが…

　でも、ソフトが揃ってない現状では、値下げ効果は短期的で、すぐ元の水準に戻りそう。「安くなってからでいい」って人は多分動かない。「欲しいんだけど高くて…」って人しか動かない。
　結局、欲しいと思わせる事が大切で、それはハードの仕事でなくソフトの仕事。現状、ソフトはあまり仕事をしていない。

　一応、２５,０００円組にのみ配信する補填ソフトもあるそうだし、レア物に価値を見出せる身としては、１万円分かはわからないけど、ある程度穴埋めはされた気分でいる。
　昨今のベスト版の連発を眺める度に思う「早く遊んだ利益」は絶対だし、早く買ったから出来た思い出もあるし、当然ブロク運営にも利益があった。

　「迷走しすぎ」「見込み甘すぎ」という批判は当然にしても、「値下げします。嬉しいでしょ？」だけ言った日にゃ殺意ものだ。これから買う人や、これからソフトを出すメーカーは喜ぶ。多分、喜ぶ人の方が多い。でも、どっちが多いで決められるものじゃないし、数百万人の大半は怒っている。この数百万人には何を言われても受け止める義務がある。謝っているのだから、悪い事をしたと認めているということ。真摯に受け止め、猛省しなさい。
追記：猛省内容発表

　株価は暴落し、利益予想も暗黒期並に落ちるらしい。が、Ｎ６４時代よりはマシだと思う。Ｎ６４のときは見向きもされなかった。ＧＣはもっと酷かった。その点「怒られているうちが華」みたいな事なのかもしれん。

　皮肉にも、ハードが安くなった事を広げる効果は強かったし、「近いうち安くなるかも」という不安も払拭できた。
　ソフトは無いし、時間も無いし、値下げしても見向きもされてないし…という状況ではない。こっちを見てくれてるし、３ＤＳは始まったばかり。しばらくは辛そうだけど、時間はあるから少なくとも手遅れではない。ひたすら攻めればいい。

　ところで、今回の件で任天堂を叩くのはいくらでもＯＫと思う。”任天堂がした事”なんだから、”それ”に対しては言ってもいいだろうと。
　でも、”２５,０００円で買った事”や”早く遊びたかった気持ちの否定”等、個人を攻撃するのはどうか止めて頂きたい。競争は企業間の仕事でユーザーの仕事ではないし、ゲーム好きとして相手を蔑む事でゲームに面白さを見出すなど絶対にやってはならない。ゲーム好きがゲーム好きを攻撃するのは、どう考えても間違っている。

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