読書感想文:百田尚樹『カエルの楽園』
祖国を奪われ、仲間を失いながら辿りついた国・ナパージュ。
何者にも襲われず、肥沃な土地に恵まれ、善良なカエル達が暮らす楽園。
辿り着いた楽園を守るのは、不思議な”約束”でした。
本当に痛快でした!
絵本テイストの世界観で展開する、百田氏の盛大な皮肉と嫌味!
政治や、ここ100年くらいの歴史に心得のある人にとっては、本作は愉快なコメディー。
「これ、アイツだろwww」のオンパレード。
政治に興味がない人、歴史がわからない人にこそ読んで欲しい。
小学校高学年で十分に読める。予備知識は一切不要。
読めば、勉強したくなると思います。
勉強しなくても、ぼんやり気持ち悪くなる。
「俺、なんかしないといけない気がする。でも、何をすれば…」そんな気持ち悪さ。
勉強するのが理想だけど、勉強しなくても考えるクセがつくと思います。
それは、とっても大事で素敵なことだと思うのです。
闘った人々を描いた『永遠の0』
本作は、その逆の物語。
人じゃないけど。
追記
ハンドレットの最後に安心したです。
ツンデレよね。オイラもハンドレットと同じことするだろうよ。
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